放射線科
迅速かつ丁寧に!
患者様との対話を大切に安心・安全な検査を行います
放射線科について
放射線科は画像診断医(非常勤)3名、診療放射線技師7名、(男性5、女性2)助手1名がチームを組んで画像診断を担当しています。
放射線科では医師の依頼のもと、診療放射線技師が様々な画像診断装置を用いて検査を実施して、診断や治療に役立つ質の高い画像情報を提供
できるよう日々研鑽を重ねています。
また、診療放射線技師は医師の診断や治療のサポートも行うとともに、24時間すべての検査に対応できるようスタッフ一同で努力しています。
医療において放射線が有効に、且つ安全に利用されるよう放射線管理業務も行い、患者様が安心して検査を受けられる環境づくりを目指して
いきたいと考えています。
放射線科検査一覧
・X線CT(Computed Tomography)
・MRI(Magnetic Resonance Imaging)磁気共鳴断層撮影
・一般撮影(エックス線撮影)
・マンモグラフィ(乳房エックス線撮影)
・X線透視撮影(X線テレビ装置)
・エコー検査(超音波検査)
・骨密度測定
X線CT(Computed Tomography)
CTとはX線を用いたコンピューター断層撮影のことで、精細な断層像をもとに任意の3次元立体画像を得ることができ、病気の早期発見に欠かすことのできない画像診断装置です。
当院では、2022年5月にAI技術を用いた富士フィルムヘルスケア社製64列マルチスライスCT装置「SCENARIA View」を導入したことにより、頸部から骨盤部までの広い範囲を10秒程度の短時間の息止めで、また、少ない放射線量で撮影可能となりました。緊急検査への更なる迅速な対応、そして、低放射線被曝で質の高い画像情報を提供できるよう努力してまいります。
磁気共鳴断層撮影:MRI(Magnetic Resonance Imaging)
強い磁気の力を利用して、体の内部情報(臓器や血管など)を画像化する検査です。X線CT検査と比較すると検査時間は長く、また、体内に金属や機械を埋め込む治療を受けた患者さんには検査が受けられない場合もありますが、造影剤を使用せずに血管描出ができたり、臓器内部や軟部組織の様子を詳細に観察することが得意です。
部位や病変によっては造影剤を使用してさらに正確な画像診断を行うこともあります。
特に脳神経外科領域、整形外科領域、婦人科領域では無くてはならない検査の1つとなっています。放射線被曝の心配はありません。
※Siemens MRI MAGNETOM AVANT(1.5T)
一般撮影(エックス線撮影)
胸部や腹部のエックス線撮影を始め、脊椎骨や手足のエックス線撮影を行います。
当院放射線科では、検査を受ける患者様の放射線被曝を低減させるため、また、検査の為の苦痛な姿勢をできるだけ短時間で済ませられるよう、全脊椎撮影まで対応したコニカミノルタジャパン社製フラットパネルディテクタ=Aero DRシステムを導入しています。
少ない放射線量で、且つ短時間で詳細な画像を得られるため、安心して検査を受けて頂けるものと考えております。
マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)
乳がん検診や精密検査のため、エネルギーの低いエックス線を用いて詳細な画像を得るための乳房撮影専用の装置です。
乳房組織の重なりを避けるため、少し強く乳房を圧迫して撮影を行いますので疼痛を伴う場合もあります。
検査は認定資格(検診マンモグラフィー撮影診療放射線技師免許A判定取得)を有した女性技師が中心となり、安心して検査を受けて頂けるよう努力しています。
エックス線透視撮影(テレビ装置)
以前は胃や大腸のバリウム検査が主に行われてきました が、現在ではリアルタイムの画像を見ながら結石の除去や 消化管の治療などを行うインターベンショナルラジオロジ ー(IVR)が主に行われています。
こちらの撮影室でも日立製作所製のフラットパネルディテクタを搭載したX線透視撮影装置を設置しています。
※HITACHI medites CREA
超音波検査
エコー検査ともいい、人間の耳には聞こえない高い周波数の音波を利用して体の内部情報(臓器や血管など)を画像化する検査です。
検査の対象となる臓器は肝臓や胆嚢、腎臓等の腹部臓器や、婦人科領域、乳房、甲状腺、心臓、頚部血管、下肢血管などです。
放射線被曝の心配は無く、侵襲性の低い検査であり、安心して検査を受けて頂けます。
※HITACHI ARIETTA S70
骨密度測定
骨密度測定は、骨粗しょう症をはじめとする代謝性骨疾患の診断や治療効果の判定、骨折リスクの予防に必須な検査です。
当院での骨密度測定は前腕骨を用いて測定します。