検査科

明るく、優しく、正確に!

検査科について

主に、検査室(2階)、心電図室(1階)、健診スペース(2階)にて、臨床検査技師が業務を担当しております。
採血や心電図検査などを受けた事がある方はご存じかもしれません。
当検査科では、患者様によりリラックスして検査を受けていただけるように心がけております。
不安を感じたり、分からない事、お気づきの事がありましたら、遠慮なくお声がけください。

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『臨床検査技師』をご存知ですか?

臨床検査技師とは、国家資格を持った医療技術者です。
3~4年間教育を受け、国家試験で合格した者が免許を取得できます。
臨床検査技師は、血液や尿などの検体検査、心電図やエコーなどの生理学検査、輸血検査、健診など、検査そのものを行う業務と、採血や咽頭ぬぐいなど検査に関わる検体採取業務も行います。
検査機器の適切な使用やメンテナンス・精度検査を行い、検体の状態を適切に保ち、より正確な検査結果を出す事が検査技師の使命であり、専門職
としての重要な役割を担っております。

検査科の業務

検査科では、主に以下のような業務を行っています。

〇採血
〇検体検査
〇生理学検査
〇輸血検査
〇健康診断

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採血

画像2階の検査室の隣の採血室にて、診察前の予約の採血をしています。
やや狭いスペースで窮屈さを感じるかもしれませんが、なるべく効率よく安全で
正確な採血をすべく、配置などを工夫しています。

画像採血中、次のような症状が現れた時は、すぐに知らせてください。

〇気分が悪くなる、冷や汗が出る
〇気が遠くなったり、フワフワした気分になる
〇刺している所が強く痛む
〇刺している所から電気が走るような痛みを感じる、または指先がビリビリする


また、採血後、次のような症状がある時は、主治医または病院にご相談ください。

〇採血後も痛みがなかなか治まらない
〇腕に違和感や痺れを感じる
〇採血部位が腫れたり、熱をもったりしている
〇採血後すぐに押さえていたにもかかわらず、ひどい内出血をしている

検体検査

 血液や、尿、便、痰など、体から採取した「検体」を調べる検査です。
 血液検査や尿検査の他に、病理検査や細菌検査などがあります。
 診断上すぐに結果が必要な検査は、2階検査室の検査機器で測定できるようになっています。
 結果が出るまで、30~60分ほどかかります。

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 院内では出来ない検査は、検査専門の業者(検査センター)に委託しています。
 外部委託検査なので、当日は結果が出ません。どのくらいの日数で結果が出るかは検査の種類や検査材料によって異なりますので、
お問い合わせください。

〇主な外注検査
・ピロリ菌検査
・細菌検査
・病理検査
・便潜血検査
・アレルギー検査

生理学検査

 生理学検査とは、体そのものを測定する検査です。
 当院で行っている生理学検査は以下のようなものがあります。

画像〇心電図
 心臓の電気(正確には電圧)の変化を図に表したものを心電図と言います。
 脈の乱れ(不整脈)や心筋の異常(狭心症・心筋梗塞・心肥大)など、心臓の状態の異常がわかります。

 両手首、両足首、胸に電極をつけます。
 心電図をとる事があらかじめ分かっている場合は、胸や足首を出しやすい服装で、ボディースーツや、腰まであるストッキング・タイツは、できるだけ避けてください。
 ただ、着ていたとしても検査ができない訳ではありませんので、ご安心ください。

画像〇ホルター心電図
 機械を体に装着し、24時間の心電図を記録する検査です。
 24時間心電図を測定する事により、1日の内に心電図がどのように変化するか、また短い時間しか現れない異常を検知する事ができます。
 ホルター心電図装着中は、通常通りにお過ごしいただけます。お風呂に入る事もできます。
 注意事項や機械を外しに来ていただく日時などは、機械装着時、検査技師が
説明いたします。
 不明な点や不安な事などがありましたら、どんな事でも遠慮なくお尋ねください。

 通常通り1日過ごしていただくため、いつも通りの服装で問題ありませんが、機械をつけて帰っていただくため、体にピッタリの服では、機械が
肌に強く押さえつけられて違和感があるかもしれません。特にボディースーツは、脱いだり着たりする時に電極が剥がれてしまう可能性があるため、あらかじめ検査がある事がわかっている場合は避けていただいた方が良いと思われます。
 もちろん、どんな服装でも検査ができない訳ではないので、ご安心ください。

画像〇肺機能検査
 どれだけの量の息を吸えるか、どれだけ息を速く吐けるか、などを調べる事により、肺の機能を見るための検査です。
 マウスピースを咥えていただき、可能な限り大きく息を吸った後、できるだけ速く息を吐いていただきます。
 入れ歯の方は事前にお申し出ください。

〇脈波図
 心臓から足首までの動脈の、硬さや内腔の狭さを調べる検査です。
 動脈硬化などで動脈の壁が硬くなったり、プラーク(コレステロールなどが壁に蓄積した物)ができて内腔が狭くなったりすると、値が
異常になります。
 両腕、両足首の血圧と脈を専用の機械で測定し、動脈の硬さと狭さの指数を求めます。

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〇簡易型無呼吸症検査
 睡眠時無呼吸症候群の検査です。
 ご家族からイビキがうるさい、途中で呼吸が止まっている、などと指摘された事はありませんか?
 また、日中、居眠りをしてしまったり、眠くて仕事や勉強に集中できない、などという事はないでしょうか?
 もしこれらに心当たりがある方は、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
 睡眠時無呼吸症候群の原因は様々です。ぜひ受診して検査をお勧めいたします。
 当院では、機械を家に持って帰っていただき、ご自身で寝る時に装着していただく簡易型の検査を実施しております。
 装着の仕方や機械の返却方法など、検査技師が説明させていただきます。不明な点や不安な事などありましたら、どんな事でも遠慮なく
お尋ねください。

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画像〇24時間血圧
 24時間、血圧を測る検査です。機械をつけていただき、30分から60分毎に血圧を自動で測って
記録します。
 血圧は1日の内に大きく変動します。24時間血圧を測る事により、1日の血圧の状態を知る事が
できます。
 機械は病院で装着し、翌日の同じ時間に外します。外しに来る時間や、測定中の注意事項などは、
機械装着時に検査技師が説明いたします。腕に血圧計のカフを巻いた状態で1日過ごさなければ
ならないため、袖のゆったりした服装がお勧めです。
 不明な点や不安な事がありましたら、どんな事でも遠慮なくお尋ねください。

輸血検査

 輸血をするためには、血液型を調べたり、輸血用血液と輸血される方の血液が合っているか調べる検査(交差適合試験)が必要です。
 当院では、機器を使用したカラム法で交差適合試験を実施しています。

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健康診断

 当院では、一般健診(入職、入学時健診など)やドックなどの健康診断を受け付けております。
 検査科では主に、採血・採尿、心電図、身体測定、視力検査、聴力検査などを担当しております。
 一般健診は火曜日指定、ドックは完全予約制となっておりますので、ご希望の方はまず当院まで電話にてお問合せをお願いいたします。

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最後に

 当検査科では、いつでも快く安心して検査を受けていただくため、雰囲気を明るく、対応は優しく、そして正確な結果を提供する事を
モットーとしております。
 疑問に思った事や不安に感じた事、分からない事などなど、病院内の事でしたらどんな事でも構いません。
 どうぞご遠慮なくお声がけください。

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             緑の制服が目印です!